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TOP > 沖縄県高校進学情報|富士学院[富士塾] 日記 > 台風にも性格があるようで
強い台風が近づいています。台風一過、今度の台風思ったより強かったね、とか天気予報で言ってたほど強くなかったなどという会話が交わされます。
中心気圧や最大風速などの数値でおおよその台風のパワーはわかりますが、等圧線の分布状況によって実際に感じる風雨はかなり変わってきます。
下の左図は中心気圧920hPaの台風です。蚊取り線香のような同心円状の等圧線がみられますが、この線の間隔が狭いほど風が強くなります。この図では日本列島の半分以上が強風にさらされる範囲に入るため、台風がかなり遠いところを通っても強風が吹き荒れる気象状況になります。
右の図は中心気圧910hPaの台風です。等圧線は線が見えないくらいに密集しており、強烈な風が吹き荒れていることが予想されます。しかしその範囲は狭く、九州と四国が入るくらいになっています。そのため中心から少しそれれば、台風きてるのに普段の風雨で終わったり、晴れているといったこともあります。
気象庁が台風情報の画面では風の強さやコースに加えて、天気図を見ると台風の性格がわかってきます。今度の台風も中心密集型のようですので、少しそれてくれれば助かります。